熊野鬼が城・・・やはりここには
尺ハゲの気配が・・・?。

(2007年 7月7日 釣行記


 
毎年この時期に、熊野の鬼が城周辺でカワハギの大物が釣れる。ここ最近は場所もあまり分かっていないことと仕事の忙しさで釣りに行けていなかったことで釣行回数及び釣果も寂しいものになっていた。ここいらでそろそろ気合を入れ直さないと釣りにいく気力すらなくなっていきそうだったので、こちらでの釣り仲間のwakky氏を拉致し紀東方面に出かけた。よりによって釣行したのが7月7日・・・七夕である。織姫と彦星が年に1回宇宙規模の夫婦喧嘩をし、そんなことも知らずに我々人類は短冊という紙切れに願いをかけ、叶うかどうか未知数な未来予想図を描くわけである。今回wakky氏を拉致して最初に訪れたのは尾鷲の天満突堤。ここは夜釣りで大物キス、あわよくばクエも狙える場所ではあるが、今回は釣れるのはピンギスと毛虫のみ。このままではいつもの撃沈釣行になってしまう恐れがあるのですぐさま移動。当初定していた場所の鬼が城周辺に向かうこととした


鬼が城周辺の様子


 
AM4:00頃到着し周りの状況を入念に確認してみると、投げ釣りの人やらアジのサビキ釣りをしている人で釣り場は賑わっていた。釣果を聞くとボチボチ釣れているということで少なくとも○ボということはないであろうと仕掛けを準備し始める。W氏は既に準備を終え既にサビキ始めていた。するとすぐにアタリが出たようでうれしそうにリーリングしている。とりあえずキス20cmを釣りボーズは逃れたようで連れてきたこちらもホッとした。(というよりわざわざ愛知から出てきてもらってボーズで帰らせるのも申し訳ないのが本音)そう思うぐらいのやさしさがある時点でヤサシサライセンス1級ではないだろうか?そんなことはさておき私も準備して投げてみると確かにアタリは出る。だが釣れてくるのは15cmもあるか分からないキスが釣れてくるのみで求めるサイズとは程遠い。ここでの本命はキスではなくカワハギが本命で毎年ABランクは結構確率で上がっている。 
 だがこの日はなかなか本命のカワハギは釣れてこない。それらしいアタリがあっても巨大なショウサイフグが掛かってくるだけで本命ではない。粘って岩場周りをねちっこくかつエレガントにサビくと結構何だかんだ20cmクラスのキスは釣れてくる。そんな時に事件は起こった。今までとは違う鋭くかつ重々しいアタリがでた。重いのは隣のおじさんとオマツリしているからだと思ったが良く見るとおじさんはもう既に仕掛けの回収を終えていた。「!!」と!マーク2つ付くくらい恐ろしい走りを見せる。これは先ほど釣った巨大フグではなさそうだと慎重かつ大胆にかつ少しニヤけながらリーリングをはじめる。すると水面に現れたのはカワハギ!!。堤防が高いため大きさはハッキリとは分からない。ハリスは7号だし大丈夫だろうと抜き上げた。すると何ということか!!上がってきたのは想像を絶するようなカワハギ!!しかも丸々太っている。しかし何故だろう少し横っ腹に痛みを感じるが・・・まぁそんなことはどうでも良い。とにかく検寸しなくてはとメジャーをあててみた。何と30cmを越えるカワハギが其処にいる。正直ここまで大きいカワハギは見たことがない。自己記録魚は間違いないであろう・・・。しかし、先ほどから気になっていた横っ腹を見てみると何故か針が刺さっていた。どうやらカワハギを抜きあげたときに刺さったようだ。興奮していて痛みも感じなかった。(人間ってアドレナリンが出ているとホントに痛みを感じないのね・・・)何とか刺さった針を抜いて消毒しまるで何もなかったかのように釣りを開始する。結局カワハギはこの1匹だけだったが、十分に満足いくサイズだったのでまた機会があれば再度釣行するつもりである。

釣行データ

釣行日 2007年7月7日
釣果 シロギス×多数
カワハギ×1匹
長寸 シロギス:17〜22cm
カワハギ:34.2cm
タックル ロッド:SHIMANO KISU SPECIAL 405 DX+
リール:SHIMANO SUPER AERO KISU SPECIAL
道糸:PE0.6号
ハリス:フロロカーボン6号
釣り針:巨ギスM
エサ:マムシ
写真
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